長野県の南西部に位置する上松町は、幾つもの山ひだに囲まれ、深い緑をたくわえた木の国です。木曽川沿いに開かれたこの美しいふるさとは、古くは中山道、木曽十一宿の旅籠として栄え、そして尾張藩の厳格な森林保護のもと、木曽木材の中心地として名を馳せ、今日まで多くの物語を紡いできました。木の香漂う道をたどれば、そこは絶え間なく変わりつづけながら、幾百年の懐かしさを宿す日本の原風景で水うるわしい豊穣の美林が安らぎを奏でています。旅心を誘ってやまない木曽谷、繊細な表情を見せる小さな時間のなかへ、上松町は美しい安らぎをあなたに贈ります。(上松町観光パンフレット抜粋)