こんにちは、n-walkerです。
6月23日に飯島町田切で、浄土宗伊那組青年会主催のノルディックイベントが
開催されました。南信州の檀家の子供たち約30名が、田切にある聖徳寺で一泊
二日の「第26回子供信行道場」を体験し、その野外活動としてノルディックウォーク
で歩きながら史跡巡りを行うというイベントでした。
いつものように、始めに体操をしてからウォーキングを開始しました。
ウォーキングになれるまでに時間がかかった子もいましたが、そのうちにきれいな
フォームで歩くことができました。
孔子廟では聖徳寺の副住職から、孔子廟にまつわる歴史などをお話しいただきました。
もともとこの場所は、運動競技場や池、噴水などを併設した、公園になる予定でした。
隣にはこの地を開拓するのに貢献された山田織太郎翁の石碑があります。特にこの
田切地区の発展には欠かせなかった人物、とのことでした。この石碑のある場所には
やぶ蚊がたくさんいて大変でした。特に子供は好まれていたようです。
少し山を下って線路を超えると、そこには武田信玄のころに設置された関所跡が
あります。現在は関の地蔵尊が祀ってあり、咳を直す地蔵尊、ともいわれました。
この日は先祖代々、この地蔵尊をお守りされている堀内さんに話して頂きました。
ここから休憩地点の日方磐神社まではやや下りの平坦な道が続いています。
子供たちはおしゃべりをしながら、休憩所までひと踏ん張りです。
日方磐神社の名が彫られた一枚岩は、実は山田織太郎翁の一枚岩と表裏の
関係にあります。このような大きな岩を二つに割ってそれぞれを生かしたんですね。
さらに歩いて、田切分校跡に行きました。ここは江戸時代の寺小屋で、S51年まで
授業が行われていたようです。元気な子供たちは、ここでも仲間と一緒に遊んで
います。なかなかほほえましい光景です。
あとはスタートした聖徳寺まで戻ります。道中も元気に歩いていましたが、到着
するなり、さすがに座り込んでしまいました。この日は天気も程よく、僧侶8名と
子供27名であるきましたが、やっぱり子供のほうが元気でした。きっと楽しい
思い出になったことでしょう。
最後にみんなで記念撮影です。
実際には二時間ほどあるきましたが、みんな充実した笑顔で写真におさまって
いました。この後彼らは勤行へと続きます。
今までに味わったことのない史跡巡りでしたが、子供と一緒に楽しむことで私が
どこかに置いてきてしまったピュアな心を思い出させてもらったウォーキングに
なりました。この純粋な心を忘れずに、頑張りたいと思います。ではまた!