2010年10月アーカイブ

今日における「田舎暮らし」の形（＝ライフスタイル）は

多様化しています。

概略、以下のように整理できるでしょう。

①    移住　（田舎に居宅を構え日常的に生活する＝どっぷり田舎派）

　　　ⅰ．田舎社会に積極的に溶け込んでいく　　

　　　ⅱ．田舎社会とは距離をおく独居

②    二地域居住　（都会と田舎を反復的に往来する）

【居宅所有別区分】

　Ａ．都会にのみ居宅があり田舎へ往来する

　Ｂ．都会と田舎の両方に居宅があり往来する

【居宅形態別区分】

　ａ．自宅確保（新築、中古購入、賃貸など）

ｂ．リゾート（会員権利用）

【往来形態別区分】

　イ．定期的　（ホリデーワーキング、援農など）

ロ．季節的　（リゾート保養など）

この「移住」と「二地域居住」では、当然のことながら

田舎での生活様式は大きく異なります。

よって、「田舎暮らし適性」なるものも

どのライフスタイルを選択するかで

当然違いがあると思われます。

また、年齢、世帯構成、年収、資産、健康状態といった

デモグラフィック特性（人口動態的特性）や

生活価値観、欲求、性格といった

サイコグラフィック特性（心理学的特性）は

人によって多様であり、

かつ時間の経過によっても変化していきます。

こうしてみると、都会に住む田舎暮らし志向者が

田舎を舞台とした自分なりのよりよい暮らし方

（移住、二地域居住等）を選択、実現するには

検討段階において田舎暮らし適性を自己診断することが

とても有用と考えられます。

これから掲載してシリーズでは、

こうした田舎暮らし適性というものを見極めるのに

参考となる道しるべ（判断尺度）を明示していきます。

日本では誰もが自由に居住地を選択できます。

これは実に幸せなことだと思います。

しかし、各人が本当に居心地のいい場所で

暮らしているのでしょうか。

田舎暮らしを希望されて都会から移住した方は、

その後、満足できているのでしょうか。

ここ南信州への移住者をみていると

どうもそうではないらしいのです。

情報誌などは、こうした失敗談のような記事は

あまり掲載されません。

しかし、田舎暮らし支援の関係者の間では

周知の実態であると認識されているようです。

つまり、誰もが田舎暮らしに馴染めるわけではない。

これから田舎暮らしをしたいと考えている方にとって

自分が田舎での生活に適合して楽しい毎日を過ごせるかどうか。

田舎はあなたにとって「楽園」となりえるか。

この判断が事前に自己診断できればいいですよね。

そこで今般こうした視点から私的な調査を行ってみました。

この結果、「田舎暮らし適性」ともいえるべき

面白い特性が把握できたのです。

これからシリーズで、

この調査結果を紹介していきたいと思います。

はじめまして

田舎暮らしの情報発信を担当する　下平（しもだいら）　です。

南信州は今、秋晴れとともに紅葉が美しい、

とても気持ちの良い季節を迎えています。

しかし、日本国内は明るいニュースは少なく

停滞ムードが蔓延

何か日々の暮らしがスッキリしない

そんな毎日を送られている方々が多いのでは

こんな時、田舎暮らしをしていると

自然の偉大さにあらためて気づかされることがあります。

季節は確実に巡り、草木は芽吹き

ツバメが巣づくりをはじめる。

何でもない田園の光景ですが、

何か心が癒され

よ～し、俺も頑張るか

という気分になります。

田舎暮らしの素晴らしさって

こんな些細なことに日常的に出会え

人間らしい生活、有意義な時間を実感できる

ことではないでしょうか。

このブログでは

「南信州での田舎暮らし」を主テーマに

具体的で実践に役立つ情報を発信していきます。

田舎暮らしをしたい・憧れている・考え始めた

けれども、どう行動しはじめたらよいかわからない？

情報はいっぱいあっても具体性が今一つ、

田舎暮らし体験がしたい

「本気で田舎暮らしを実践したい」

そんな皆さんを情報発信を通して応援します。

あなたなりの田舎暮らしを発見していきましょう。