通称ロボ研マイコンカー班は、3月20日に行われる「第13回熱田の森ロボット競技会」のライントレーサ部門の高校生の部に出場するため、授業が行われていない学校で、黙々と作業を行っていました。自称エンジニア(ソフトウェアですが・・・)のリポーターは、いつもの取材より少し興奮気味です。
担当の小池伸一先生に話をうかがいました。「生徒達は1台のマイコンカーを制作するために設計、組み立て、プログラミング(マイコン制御)、調整を1人で行います」と言ってました。
現在制作しているマイコンカーは、ライントレーサーと呼ばれるものです。黒い板の上に、白いコースラインと、カーブや直線を知らせる白いマークをセンサーが読み取り、コースの上を正確に速く走るものです。四つのタイヤを個別に制御したり、進行方向を変えるハンドルの制御を色々な状況に応じてプログラムします。ラジコンのように人間が状況を判断しながら操作するのではなく、人間が状況を先に想定して自走します。
1台のマイコンカーがコースの上を自走する姿を見ると「凄いな~」と思います。1台のマイコンカーがコースを自走するために必要な技術や知識を1つ1つ紐解くと、きっと私たちでもその紐解かれた1つ1つが理解できると思います。しかし沢山の1つ1つを組み合わせるのがとても大変なのだと思います。小池先生も「忍耐力、根気といったコツコツとした作業ができれば、マイコンカーを制作できます」と言ってました。
メカトロニクスというか電子工作は素人の私が、彼らのことを解説するのは無理があると思いますが、部活動なのに「し~ん」とした活動風景を見ていると「コツコツやってるな~」といったことは良くわかりました。彼らの活躍は コチラ のホームページで確認できます。
取材時に部室にいた生徒さんは、4月から3年生になる生徒さんでした。「好きでやってるの?」と聞くと「ハイ」と回答してくれました。こんなに若いのに、きっと社会にでても役に立つ技術を、楽しみながら習得している彼らを、少しうらやましく思いました。
未来の優秀なエンジニア集団「駒ヶ根工業高等学校 ロボット研究製作部 マイコンカー班」の紹介でした。
長野県駒ヶ根工業高等学校
URL www.nagano-c.ed.jp/komako
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