駒ヶ根市の駅周辺の商店街にある西洋御料理「精養軒」のソースカツ丼です。駒ヶ根市駅周辺を歩いていて「オッ!」と思わせるたたずまいのお店が目に入ったので看板を見ると「精養軒」。以前南信版グルメ雑誌でその名前を見たことがあったので入ることにしました。電球の灯りが印象的な店内は、何年も大切に使われている感じがして、好感が持てます。年代を感じさせるのに、清潔感があるお店は個人的に好きです。
しばらくしてソースカツ丼が運ばれてきました。蓋がうっすらと閉まりきっていない状態を見ると、ボリュームで売っているお店ではないことがわかります。蓋を開けると見た目にも色が濃いカツが乗っかっていました。まずカツを一口食べると、思ったよりも薄口のソースとサクッとした衣、そしてしっかりと揚げられたものでした。カツの衣はソースがしっかりかかっていてもサクッとしているものが私の好みです。精養軒はとサクッとしています。
印象的なのは薄っすらと香ばしさを感じさせるくらいしっかり揚げられていることです。しっかりと火が通っているので、肉がギュッとしています。カツに使用されているロース肉自体は柔らかいからだと思いますが、ギュッとしていてもちゃんと口で噛み切れるものです。
香ばしい風味とサクッとした歯ごたえを楽しみながら、全体的にそつなくまとめられたソースカツ丼を完食しました。
精算をするときにお店の方と少しお話しました。県外から来る多くの方が、伊那谷のソースカツ丼を好んで食べてくれることを喜んでいました。そんな話の中で印象的だったのは「お客さんが色々なお店のソースカツ丼を食べ比べて楽しむのも良いですよね」と言ってました。ほんの少しでしたが良い話ができたと思いました。
町の素敵な洋食屋「精養軒」のソースカツ丼でした。
価格 950円
場所 駒ヶ根市中央35街
定休日 毎週日曜日
ボリューム :★★★
ソース :薄口でサラサラ
カツ :サクサク感があってよく揚げられたロースカツ
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