松川町の国道153号線沿いにある「カーピット アルル」のソースカツ丼です。ソースカツ丼をわざわざ食べに行くお店として個人的にノーマークでしたが、飯田方面に行く途中で昼飯をどうするか考えているとき、なぜか「アルル」の文字が頭をよぎったのでたずねてみました。
始めて入る店内からは、広々とした印象を受けました。カウンター席、テーブル席、座敷、とても充実した集客スペースで、20人くらいのお客様がゆったりと食事をしていました。メニューの多いお店ですが迷うことなく注文を「カツ丼!」と告げると「ソースカツ丼ですがよろしいですか?」と聞かれたので「ハイ!」と答えました。駒ケ根や伊那ではソースカツ丼一辺倒に近い状態ですが、松川辺りまで来ると卵とじのソースカツ丼が存在する割合が増えてくるのかな~、なんて考えていたらソースカツ丼がやって来ました。
蓋がなく、のりがパラパラとのっかていて、主役のカツは山のように積み上げられていたところが、とても印象的です。肝心の味の方は、肉厚1cm程度で厚めの衣に、甘さ控えめのサラッとしたソースがたっぷりしみ込んでいて、カツは濃い目の味付けです。カツを一口、米を一口、といった感じで食べ進むのが理想ですが、山盛りのカツはそれを許してくれません。カツを2切れ食べ、その下にあるカツを別のカツの上にのせてやっと米にありつけます。最初の一口はカツを喰らい、最後の一口もカツを喰らう、といったカツとご飯のバランスで、まさにカツ三昧といった感じです。平均的な胃袋をもつ私は、半分くらい食べたところでお腹が満たされ、2/3を食べたところで「ヤバイ・・・」と思い、どうにか食べきった後は、まったりしてました。
誰かに話したくなるようなソースカツ丼に出会うと、なにかを発見したような気分になります。今回もそういった点では大きな発見をした気分です。900円といった価格以上の価値を充分に感じることができる「カーピット アルル」のソースカツ丼でした。
価格 900円
場所 長野県松川町元大島753-5 (153号線沿い)
ボリューム :★★★★☆
ソース :サラッと甘さ控えめ
カツ :衣が厚めでソースが良く絡むわらじ型ロースカツ
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